目の疲れ眼精疲労には、ブルーベリーを食べましょう
ブルーベリーは、ツツジ科スノキ属シアノコカス節に分類される北アメリカ原産の落葉低木果樹です。栽培品種の成木の樹高は1.5-3mくらいで、春に白色の釣鐘状の花を咲かせ、紫色の小果実がなることからブルーベリーと呼ばれています。北アメリカでは古くから果実を食用としてきましたが、20世紀に入り果樹としての品種改良が進み、交配により多くの品種が作出されました。国内で店頭にブルーベリージャムが並んだのは、1970年代の後半からという新しい果実です。
成熟した果実は、濃い青紫色になりますが、これは、アントシアニン色素と呼ばれ、この色素が、一般に目の網膜に良いとされています。ものを見る時、光が物体に当たり目に飛び込んできた光は、網膜というスクリーンの役割をするところに像を写し出しますが、その網膜の表面にロドプシンという色素があります。ロドプシンは光を受けると壊れてしまいますがすぐに再合成され、その再合成がくり返されています。その働きを助けるのがアントシアニンです。ブルーベリーには、この成分が豊富に含まれ目に良いということから、最近一躍注目を浴びています。そのためブルーベリーを使用した健康食品が多く市販されています。
またヨーロッパでは、多くの研究、臨床試験が重ねられ、1976年にイタリアで初めて医薬品として製造が承認されました。その後もヨーロッパをはじめニュージーランド、韓国など、様々な国で色素を抽出した粉末や錠剤が、医薬品として広く利用されています。
ブルーベリーのアントシアニン色素が、有害な活性酸素を抑える働きや活性酸素を消去する作用を強力に持っていることが注目されています。
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第2次世界大戦中に、イギリス空軍のパイロットが、ブルーベリージャムが大好物でたっぷりつけて食べてたところ「薄明かりの中でも物がはっきり見えた!」と証言したところからイタリア、フランスの学者が研究をした結果、ブルーベリーのアントシアニン色素が、人間の眼の働きをよくする効能があることがわかりました。
人間の網膜には、ロドプシンという紫色の色素体があり、このロドプシンが光の刺激で分解されますが、瞬時に再合成され、そのロドプシンの再合成を促進するのが、アントシアニン配糖体なのです。アントシアニン色素によりロドプシンの再合成が活発になれば、眼の疲労がとれ、夜間でも暗闇に目が慣れる時間が著しく早くなるという効果が現れてくるわけです。
その後の研究では、アントシアニン色素を摂取後4時間後に効果が現れ、24時間持続することが確認されています。なた天然の果実に含まれる色素ですから、副作用もなく安全です。その他にもガンや脳卒中に関与しているといわれる活性酸素を抑える強い抗酸化作用があります。米国農務省に属する栄養研究所の発表によると、このアントシアニン色素の抗酸化性を、ビタミンE、茶タンニンなどと比較した結果、ブルーベリーのアントシアニン色素は、これらに匹敵するか、または上回る強い抗酸化作用があることがわかりました。
さらに食物繊維の含量も多いため、整腸作用、大腸ガンの予防に有効です。抗炎症作用、循環器系機能の改善にも効果があると言われています。
ブルーベリーは、生食もできますが、ドライフルーツとしてそのまま食べてもおいしくいただけます。
視力改善を期待するのであれば、生の果実は1日に40g以上(20〜30粒)、ドライブルーベリーでは10g(約30粒)を取る必要があると言われています。
ブルーベリーは、野生種を改良してできた果実のため、ほとんど病虫がつきません。そのため無農薬栽培ができ、果皮ごと食べられる安全な果物です。生食もできますが、ドライフルーツとしてそのまま食べてもおいしくいただけます。
アメリカではジャムまたはケーキ、バイなどの焼菓子に使われています。また、ヨーグルト用ソース、ジュース、ソフトクリームにも使われます。お酒がお好きな方は、ホワイトリカーなどにつけておきますと数日で、赤ワインに似たブルーベリーのおいしい果実酒ができあがります。また、赤ワインに2〜3日間浸けて、赤ワインと一緒に食べるのもなかなかおいしいです。
生やドライブルーベリーを食べると、どうしても糖分などが気になるよという方には数多くのサプリメントが販売されています。これでも、充分目には効きます。
ブルーベリーは、いろいろな食べ方ができますので、お好みに応じて、ブルーベリーを楽しんでください。
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